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仏壇の処分方法と費用|魂抜き・粗大ゴミ・買取・引取業者を徹底比較

仏壇の処分費用は粗大ゴミ(数百〜数千円)から専門業者引取(1〜10万円)まで。処分前に「閉眼供養(魂抜き)」をお寺に依頼するのが一般的で、お布施の相場は3〜5万円です。方法別の費用と手順を解説します。

9分で読めます最終更新: 2026.04.27

この記事の監修者

お墓のミカタ 編集長

お墓のミカタ編集部

墓じまい 完全ガイドシリーズ

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目次

  1. 1.仏壇を処分する前に「魂抜き(閉眼供養)」は必要?
  2. 2.仏壇の処分方法にはどんな選択肢がある?
  3. 3.仏壇の処分費用はいくらかかる?
  4. 4.仏壇の中の位牌・仏具はどうすればよい?
  5. 5.仏壇処分で失敗しないための注意点は?

仏壇を処分する前に「魂抜き(閉眼供養)」は必要?

仏壇には「開眼供養(魂入れ)」を行った場合、宗教的に魂が宿っているとされます。そのため処分前には「閉眼供養(魂抜き・お性根抜き)」を行うのが一般的です。

閉眼供養が必要なケース

  • 過去に開眼供養(魂入れ)を行った仏壇
  • 位牌が安置されている仏壇

閉眼供養の手順

1. 菩提寺に連絡し、閉眼供養を依頼する

2. 僧侶に自宅に来ていただき、読経してもらう

3. お布施を渡す(相場:3〜5万円)

4. 供養後に処分を行う

閉眼供養が不要なケース

  • 開眼供養をしていない(仏壇を置いているだけで供養していない)場合
  • 浄土真宗では「魂が宿る」という概念がなく、閉眼供養ではなく「遷仏法要(せんぶつほうよう)」と呼ぶ

菩提寺がない場合は、仏壇店や供養仲介サービスを通じて僧侶を手配できます(費用:1〜3万円程度)。

仏壇の処分方法にはどんな選択肢がある?

仏壇の処分方法は主に5つあります。費用・手間・仏壇のサイズに合わせて選んでください。

方法1: 粗大ゴミ(自治体回収)

費用: 数百〜数千円

メリット: 最も安い

デメリット: 自分で搬出が必要。自治体によっては引き取り不可の場合あり

小型仏壇(高さ60cm以下程度)に向いています。

方法2: 仏壇店・購入店に引き取り依頼

費用: 無料〜3万円程度

メリット: 仏壇に詳しいスタッフが対応

デメリット: 購入店でないと引き取り不可の場合あり

方法3: 不用品回収業者に依頼

費用: 1〜5万円程度

メリット: 大型仏壇でも対応可、自宅まで引き取りに来てくれる

デメリット: 業者の選定に注意が必要(悪質業者もいる)

方法4: 寺院・専門施設での供養処分

費用: 1〜10万円程度

メリット: 供養しながら処分できる。宗教的に安心

デメリット: 費用が高め

方法5: 買取・リサイクル

費用: 0円(買取の場合は収入になる)

メリット: 状態の良い仏壇は売れる場合あり

デメリット: 古い仏壇は引き取り不可が多い。需要が限られる

仏壇の処分費用はいくらかかる?

仏壇の処分費用は、方法・サイズ・業者によって大きく異なります。

方法別の費用一覧

処分方法費用の目安
閉眼供養(お布施)3〜5万円
粗大ゴミ(自治体)数百〜数千円
仏壇店引き取り無料〜3万円
不用品回収業者1〜5万円
寺院・供養処分1〜10万円
買取(状態良好な場合)0〜数万円(収入)

サイズ別の目安

  • 小型仏壇(上置き型・高さ60cm以下): 合計1〜5万円程度
  • 中型仏壇(高さ100〜150cm): 合計3〜8万円程度
  • 大型仏壇(唐木仏壇・高さ180cm以上): 合計5〜15万円程度

閉眼供養(お布施)と運搬・処分費を合わせると、多くの場合5〜10万円程度が合計の目安です。

仏壇の中の位牌・仏具はどうすればよい?

仏壇を処分する際に、中に入っている位牌や仏具の扱いも忘れずに確認してください。

位牌の扱い

位牌は故人の魂が宿るとされるため、仏壇と同様に閉眼供養が必要です。新たな場所(別の仏壇・納骨堂等)に移す場合は開眼供養も必要になります。

位牌を処分する場合は、菩提寺または位牌のお焚き上げサービスを行う業者に依頼してください。費用は1柱あたり3,000〜10,000円程度です。

仏具(花瓶・香炉・鐘等)の扱い

仏具は「魂が宿る」ものではないため、閉眼供養なしで処分できます。

  • 不用品として粗大ゴミ・燃えるゴミで処分可
  • 仏壇店・リサイクルショップへの売却も可
  • 状態の良いものは次世代に引き継ぐ選択肢も

お守り・お札の扱い

お守り・お札は神社・お寺の「お焚き上げ」に持参するのが一般的です。郵送受付しているお寺もあります。

仏壇処分で失敗しないための注意点は?

仏壇の処分では業者選びのトラブルが多く報告されています。以下の点を確認してから依頼してください。

不用品回収業者を選ぶときの注意

  • 見積もりを複数業者から取る(相見積もり)
  • 「無料回収」をうたう業者には注意(後から高額請求されるケースあり)
  • 一般廃棄物収集運搬業の許可を持つ業者か確認する
  • 消費者庁や国民生活センターには「無料回収を名乗る業者からの不当請求」に関する相談が毎年寄せられています

墓じまいと仏壇処分を同時進行する場合

墓じまいと仏壇処分を同時に行う際は、閉眼供養が2回(お墓・仏壇それぞれ)必要になります。菩提寺に一度で対応できるか相談すると費用を抑えられる場合があります。

賃貸住宅から引っ越す際の仏壇処分

大型仏壇は廊下・階段の幅の問題で搬出できないケースがあります。処分前に搬出経路を確認し、必要に応じて専門業者に相談してください。

▶墓じまいの全体的な流れと費用はこちら

▶閉眼供養のお布施相場についてはこちら

よくあるご質問

Q仏壇はゴミとして捨てられますか?

A.法律上は粗大ゴミとして処分できます。ただし宗教的な観点から、閉眼供養(魂抜き)を行ってから処分するのが一般的です。自治体によっては引き取り不可の場合もあるため、事前に確認してください。

Q仏壇の処分にかかる費用の相場はいくらですか?

A.閉眼供養のお布施3〜5万円+処分費用1〜5万円で、合計5〜10万円程度が一般的な目安です。小型仏壇であれば閉眼供養+粗大ゴミ処分で合計3〜5万円程度に収まる場合もあります。

Q仏壇を処分する際に位牌はどうすればいいですか?

A.位牌も閉眼供養が必要です。新しい場所に移す場合は開眼供養も必要になります。処分する場合は菩提寺またはお焚き上げサービスを利用してください(1柱3,000〜10,000円程度)。

Q菩提寺がない場合、閉眼供養はどうすればよいですか?

A.仏壇店・葬儀社・供養仲介サービスを通じて僧侶を手配できます。費用は1〜3万円程度です。「お坊さん便」などのマッチングサービスも利用できます。

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