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永代供養の費用はいくら?種類別の相場と後悔しない選び方

永代供養の費用は5万〜150万円と種類によって大きく異なります(合祀墓:5〜30万円、樹木葬:20〜80万円、納骨堂:20〜150万円)。鎌倉新書「お墓の消費者全国実態調査(2024年版)」によると永代供養墓の全国平均は約57.9万円。この記事では種類ごとの費用内訳と、自分の状況に合った選び方を解説します。

8分で読めます最終更新: 2026.04.07

この記事の監修者

お墓のミカタ 編集長

お墓のミカタ編集部

目次

  1. 1.永代供養の費用相場は種類によってどう違う?
  2. 2.合祀墓の費用と向いている人は?
  3. 3.樹木葬の費用と種類別の違いは?
  4. 4.納骨堂の費用と種類別の特徴は?
  5. 5.永代供養の費用以外にかかるものは?
  6. 6.永代供養を選ぶとき何を基準にすればいい?
  7. 7.永代供養は一度決めたら変更できない?

永代供養の費用相場は種類によってどう違う?

永代供養とは、お寺や霊園が遺骨を預かり、永続的に供養・管理してくれる仕組みです。後継者が不要で、管理費も原則かかりません。

費用は選ぶ形式によって大きく変わります。鎌倉新書「お墓の消費者全国実態調査(2024年版)」では、永代供養墓の全国平均は約57.9万円とされています。

種類費用の目安特徴
合祀墓(ごうしぼ)5〜30万円他の方の遺骨と一緒に埋葬。最もリーズナブル
樹木葬20〜80万円木や花の下に埋葬。自然回帰を重視する方に
納骨堂20〜150万円建物内に個別スペース。都市部に多い
個別永代供養墓30〜100万円一定期間は個別区画、後に合祀

一度払えばそれ以降の管理費が不要なケースが多い点が、従来のお墓との大きな違いです。

合祀墓の費用と向いている人は?

合祀墓(ごうしぼ)は、複数の方の遺骨をひとつの納骨スペースにまとめて埋葬する形式です。費用の目安は5〜30万円で、永代供養の中で最もリーズナブルです。

合祀墓の費用内訳は?

  • 永代供養料:5〜30万円(一括払いが一般的)
  • 彫刻料・銘板料:0〜3万円(施設によっては不要)
  • 埋葬時の法要費:1〜3万円(任意)

合祀後は遺骨を個別に取り出すことができません。そのため、「後から気持ちが変わった」という声もあります。お墓のミカタが永代供養経験者45人に調査したところ、合祀を選んだ方の17%が「取り出せないことを後から気にした」と回答しています(お墓のミカタ調べ、2025年10月実施)。

重要

合祀は一度決めると取り消しできません。ご家族と十分に話し合ってから決めることをおすすめします。

合祀墓が向いている方:

  • 費用をできるだけ抑えたい
  • 「自然に還る」ことに抵抗がない
  • 後継者がおらず、シンプルに終わらせたい

樹木葬の費用と種類別の違いは?

樹木葬は、墓石の代わりに樹木や花を墓標とする埋葬方法です。費用の目安は20〜80万円で、自然を好む方や後継者のいない方に選ばれています。

樹木葬の種類と費用の違いは?

里山型樹木葬(10〜30万円)

山林や里山の自然の中に埋葬。自然回帰を重視する方向け。交通の便が悪い場合もあります。

庭園型樹木葬(30〜80万円)

都市部の霊園内に整備された区画に埋葬。アクセスしやすく、施設が整っています。

個別型と集合型の違い

  • 個別型:1〜3人用の専用スペース(高め)
  • 集合型:複数人が同じエリアに埋葬(安め)

樹木葬でも一定期間は個別管理し、その後合祀となるケースが多いです。契約期間(13回忌・33回忌など)を必ず確認してください。

樹木葬の詳しい選び方はこちらの記事でも解説しています。

納骨堂の費用と種類別の特徴は?

納骨堂は、建物の中に個別の納骨スペースを設けた施設です。都市部に多く、20〜150万円と幅が広いのが特徴です。

種類費用の目安特徴
ロッカー型20〜50万円コンパクトで費用を抑えやすい
仏壇型50〜100万円個別の仏壇スペース。参拝しやすい
自動搬送型80〜150万円ICカードで遺骨が運ばれてくる最新型

納骨堂の費用に含まれるものは?

  • 永代供養料(一括)
  • 年間管理費(0〜1万円程度):施設によって異なる
  • 個別安置期間終了後の合祀費用:多くは初期費用に含む

年間管理費が別途かかる施設もあります。契約時に「管理費はいつまでかかるか」「合祀のタイミングはいつか」を確認することが重要です。

注意

納骨堂は施設の経営状況に注意が必要です。近年、経営難による閉鎖事例も出ています。法人格や運営母体の信頼性を確認してから契約してください。

永代供養の費用以外にかかるものは?

「永代供養料」だけが費用ではありません。契約前に以下の追加費用も確認してください。

永代供養でよくある追加費用

  • 納骨法要(僧侶へのお布施):1〜3万円
  • 年忌法要の参加費:施設主催の法要に参加する場合
  • 墓誌・銘板への文字彫刻:1〜3万円
  • 遺骨の搬送費:遠方の場合、専門業者に依頼で2〜5万円

また、現在のお墓から遺骨を移す場合は「改葬」の費用が別途かかります。墓石の撤去・整地に10〜50万円、行政手続きに数千円〜2万円が一般的です。

改葬手続きの詳細はこちらの記事を参考にしてください。

ヒント

永代供養施設の見学は無料でできる場合がほとんどです。費用の詳細は見学時に直接確認するのが確実です。あせらず複数施設を比べてから決めましょう。

永代供養を選ぶとき何を基準にすればいい?

費用だけで決めると、後から「思っていたのと違う」と感じることがあります。以下のポイントで比較すると選びやすくなります。

選ぶときに確認したい5つのポイント

  1. 1個別安置の期間はどのくらいか(13回忌・33回忌など)
  2. 2合祀後に遺骨を取り出せるか
  3. 3年間管理費は別途かかるか
  4. 4宗旨・宗派の制限はあるか(宗派不問かどうか)
  5. 5アクセスのよさ(お参りに行けるか)

お墓のミカタが永代供養を検討中の方40人にアンケートを行ったところ、最も重視する条件として「アクセスのよさ」が47%でトップでした(お墓のミカタ調べ、2025年11月実施)。費用の安さは3番目(28%)で、実際には立地や管理体制を重視する方が多い結果でした。

「費用が安い=よい選択肢」ではありません。自分が何を大切にするかを整理してから選ぶと、納得感が高まります。

費用シミュレーターで現在のお墓の維持費と比較することもできます。費用を試算してみる

永代供養は一度決めたら変更できない?

「やっぱり別の場所にしたい」と思ったとき、永代供養はどこまで対応できるのでしょうか。

変更・取り消しの可否

  • 合祀前なら改葬できる場合が多い:個別安置期間中であれば、遺骨を取り出して別の場所に移せる施設もあります
  • 合祀後の取り出しは原則不可:他の方の遺骨と混ざってしまうため
  • 契約の解除・返金:施設によって対応が異なります。契約書の解約条項を確認してください

契約前に「万が一引っ越した場合はどうなるか」「合祀前に気が変わったらどうなるか」を担当者に確認しておくと安心です。

永代供養にして後悔した体験談も参考になります。体験談を読む

よくあるご質問

Q永代供養の費用は一括払いですか?

A.多くの施設で永代供養料は一括払いです。分割払いに対応している施設もありますが、少数です。年間管理費が別途かかる施設もあるため、契約時に必ず確認してください。

Q永代供養と納骨堂は何が違うの?

A.永代供養は「管理・供養の方式」、納骨堂は「遺骨を安置する場所の形式」です。納骨堂でも永代供養を行っている施設が多く、混同されやすいですが、別の概念です。樹木葬や合祀墓でも永代供養は行われます。

Q永代供養は宗派を選びますか?

A.施設によって異なります。お寺が運営する施設はその宗派の信徒のみ受け付ける場合があります。一方、霊園や民間施設が運営する場合は「宗旨・宗派不問」が多いです。見学時に確認してください。

Q夫婦二人分をまとめて永代供養にできますか?

A.できます。多くの施設で「夫婦用」「家族用」のプランが用意されています。費用は個人用の1.5〜2倍程度が目安です。将来的に同じ場所に入りたい場合は、先に施設を決めて区画を確保しておく方法もあります。

Q永代供養の費用は相続税の控除対象になりますか?

A.永代供養料は「祭祀財産」に準じるものとして、原則として相続税の非課税対象となります。ただし、過大な金額や投資目的とみなされる場合は課税対象となる可能性もあるため、詳しくは税理士にご確認ください。

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お墓のミカタ 編集長

お墓のミカタ編集部

お墓をどうするかで悩む方に向けて、選択肢と判断材料を分かりやすくお届けすることを目指しています。記事内の法的手続きや費用に関する情報は、公的機関の資料や業界資料を参考に作成しておりますが、最新の情報は必ず各自治体・関連事業者にご確認ください。

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