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墓じまいの費用相場|全国平均91万円・内訳と節約ポイント完全解説

墓じまいの全国平均費用は91.8万円(鎌倉新書2024年調査)。内訳は閉眼供養3〜10万円、墓石撤去1㎡あたり10〜15万円、改葬先は合祀型3〜30万円から一般墓300万円まで幅があります。項目別の費用内訳と節約ポイントを解説します。

10分で読めます最終更新: 2026.09.11

この記事の監修者

お墓のミカタ 編集長

お墓のミカタ編集部

墓じまい 完全ガイドシリーズ

墓じまいの全体像・手続き・費用を一から確認する

目次

  1. 1.墓じまいの総費用はいくらか?
  2. 2.費用の内訳を項目別に確認するとどうなる?
  3. 3.費用を抑える5つのポイントとは?
  4. 4.ケース別でシミュレーションすると総費用はいくらになる?
  5. 5.費用が払えない場合はどう対処すればよい?

墓じまいの総費用はいくらか?

鎌倉新書「お墓の消費者全国実態調査(2024年版)」によると、墓じまい(「墓仕舞い」と表記されることもあります)にかかった費用の全国平均は約91.8万円です。

ただし実際には30万円〜300万円と幅があり、この差は主に以下の3要素で決まります:

  • 墓石の大きさ・石種(御影石の大型墓は撤去費が高い)
  • 立地条件(山間部・階段のみのアクセスは重機搬入不可で割増)
  • 改葬先の種類(合祀墓 vs 個別納骨堂で10倍以上の差)

多くのケースでは50万円〜150万円の範囲に収まります。内訳を理解しておくことで、見積もりの妥当性を判断しやすくなります。

【跡継ぎがいない場合】お墓を継ぐ人がいない・後継者を頼める家族がいないという場合は、永代供養への移行が現実的な選択肢になります。手続きの流れ・菩提寺との交渉術など、跡継ぎなしのケースに特化した内容は跡継ぎがいないお墓はどうすればいい?永代供養への移行費用と手順で詳しく解説しています。

費用の内訳を項目別に確認するとどうなる?

墓じまいの費用は5つの項目に分かれます。内訳は以下の通りです。

項目費用相場備考
① 閉眼供養のお布施3万円〜10万円平均約5万円。お焚き上げ込みは+1〜3万円、僧侶派遣サービスは3.5万円〜(お車代込み)
② 墓石撤去費用1㎡あたり10万円〜15万円一般的な墓所(2㎡程度)で20〜30万円。重機が入れない場所は1.5〜2倍に割増
③ 行政手続き費用無料〜5万円改葬許可申請自体はほとんどの自治体で無料。代行依頼は2〜5万円
④ 改葬先(合祀型永代供養墓)3万円〜30万円最も費用を抑えやすい改葬先
④ 改葬先(樹木葬)20万円〜80万円全国平均は約68万円
④ 改葬先(納骨堂)30万円〜150万円全国平均は約80万円
④ 改葬先(一般墓地)100万円〜300万円一般墓へ改葬する場合
⑤ 離檀料0円〜30万円平均5〜20万円。法的な支払い義務はなし
注意

墓石撤去費用は全優石の調査によると、同条件でも業者により最大2倍の価格差があります。相見積もりを取ることをおすすめします。高額な離檀料を請求された場合は、弁護士や消費生活センターに相談可能です。法的な支払い義務はありません。

▶樹木葬と納骨堂の違いを費用・特徴で徹底比較

▶墓じまいに消費税はかかる?項目別の税区分を解説

費用を抑える5つのポイントとは?

  1. 1相見積もりは最低3社から取る(撤去費用は業者間の差が最も大きい)
  2. 2改葬先は永代供養墓(合祀型)が最もコストを抑えられる(最安3万円〜)
  3. 3行政手続きは自分でも対応可能(代行費2〜5万円の節約に)
  4. 4補助金・軽減制度のある自治体を確認(例:都立霊園の施設変更制度は使用料・年間管理料が無料に、墓石撤去費用は自己負担 等)
  5. 5閉眼供養は僧侶派遣サービスを利用すると定額で安心
ヒント

当サイトの「費用シミュレーター」を使えば、あなたのケースに合った概算費用をすぐに確認できます。相見積もりの取り方・悪徳業者を避けるチェックポイントは墓じまい業者の選び方|悪徳業者を避ける5つのチェックポイントと相見積もりのコツで詳しく解説しています。

▶墓じまい補助金・助成金を自治体からもらう方法

▶お墓の年間維持費を徹底算出する(費用削減の参考に)

ケース別でシミュレーションすると総費用はいくらになる?

同じ「墓じまい」でも、状況によって総額が大きく異なります。代表的な3パターンで試算します。

【ケース1】お寺の墓地・標準的な大きさ(2㎡)・改葬先は永代供養墓(合祀型)

  • 閉眼供養:5万円
  • 墓石撤去:20万円
  • 行政手続き(自分で対応):数千円
  • 離檀料:10万円
  • 改葬先(合祀型永代供養):10万円

合計: 約45万円〜55万円(改葬先を安くすることで大幅に抑えられる)

【ケース2】公営霊園・大型墓(4㎡)・改葬先は樹木葬

  • 閉眼供養:5万円(任意)
  • 墓石撤去:40万円
  • 行政手続き:無料
  • 離檀料:なし
  • 改葬先(樹木葬):50万円

合計: 約95万円〜100万円(鎌倉新書の全国平均に近いケース)

【ケース3】山間部・重機搬入不可・お寺墓地・改葬先は個別納骨堂

  • 閉眼供養:5万円
  • 墓石撤去:35〜50万円(重機不可で人力作業のため割増)
  • 離檀料:20万円
  • 改葬先(個別納骨堂):80万円

合計: 約140万円〜160万円(山間部・寺院墓地・個別安置のコスト高ケース)

ヒント

当サイトの無料シミュレーターで、あなたの条件に合った概算費用を確認できます。

▶【無料】お墓のコスト比較シミュレーターを使う

費用が払えない場合はどう対処すればよい?

一時的にまとまった費用が用意できない場合は、以下の方法で対応できます。

① 親族間で分担する

墓じまいは「お墓に関わる全員の問題」であるため、兄弟姉妹や親族と費用を分担することは珍しくありません。話し合いの場で「一人あたりXX万円」という形で合意形成するのが最も速い解決策です。

② メモリアルローン(お墓専用ローン)を活用する

一部の銀行・信用金庫では、「メモリアルローン」「お墓ローン」として低金利(年2〜4%程度)で分割払いできる商品を提供しています。金融機関に墓じまいの目的と金額を伝えてみましょう。

③ 自治体の補助金・助成制度を調べる

墓じまいにかかる費用の一部を補助する自治体が増えています。都立霊園には後継者がいない使用者向けの「施設変更制度」があり、合葬埋蔵施設への移行後は使用料・年間管理料が無料になりますが、墓石撤去費用は自己負担です。現在のお墓がある市区町村の役所の管理課・住民課に問い合わせてみてください。

▶関連記事:墓じまいの行政手続きの完全ガイド

▶墓じまい補助金・助成金の詳細と申請方法

▶改葬手続きを自分でやる方法(費用節約ガイド)

よくあるご質問

Qお寺の墓地と公営霊園で、墓じまいの費用は違いますか?

A.はい、異なります。公営や民間の霊園ではお墓の撤去工事費のみが基本ですが、お寺の墓地(寺院墓地)の場合は、閉眼供養のお布施やこれまでの感謝をお伝えする『離檀料』が必要になることが多く、総額が高くなる傾向があります。

Q高額な離檀料を請求された場合どうすればいいですか?

A.離檀料に法的な支払い義務はありません。数百万円といった法外な請求を受けた場合はその場で約束せず、市区町村の窓口や消費生活センター、弁護士等の第三者に相談して対応することをおすすめします。

Q墓石の撤去工事の見積もりは1社だけでいいですか?

A.いいえ、石材店によって重機の入れ方や処分費用の計算が異なり、価格に数倍の差が出ることがあります。必ず最低3社から相見積もりを取って比較してください。

Q墓じまいの費用はいくらかかりますか?安く抑えるには?

A.鎌倉新書の調査(2024年)によると全国平均は約91.8万円ですが、改葬先を合祀型の永代供養墓にすれば50万円以下も可能です。費用を抑える最大のポイントは①石材店の相見積もり(最低3社)と②改葬先の選択です。

Q墓じまいの費用を親族と分担することはできますか?

A.はい、一般的に行われています。「祭祀継承者」が原則的な負担者ですが、高額になるため兄弟姉妹などと分担するケースが多いです。話し合いの場で人数割りなどの合意形成をすることを強くおすすめします。

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お墓のミカタ編集部

お墓をどうするかで悩む方に向けて、選択肢と判断材料を分かりやすくお届けすることを目指しています。記事内の法的手続きや費用に関する情報は、公的機関の資料や業界資料を参考に作成しておりますが、最新の情報は必ず各自治体・関連事業者にご確認ください。

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