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墓じまい

墓じまいの費用相場はいくら?2026年調査の実施費用と内訳を解説

墓じまいの費用は、墓所の広さや墓石の状態、墓地の返還条件、改葬先などによって異なります。鎌倉新書の2026年調査(「いいお墓」利用者733人)では、実際に改葬・墓じまいをした/している人の実施費用は「31〜70万円」が31.3%で最多でした。ただし全国平均ではなく、同サービス利用者への調査結果です。

8分で読めます最終更新: 2026.10.04

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お墓のミカタ 編集長

お墓のミカタ編集部

墓じまい 完全ガイドシリーズ

墓じまいの全体像・手続き・費用を一から確認する

目次

  1. 1.墓じまいの費用はどのくらいか?
  2. 2.墓じまいで費用が発生する項目は何か?
  3. 3.墓じまいの費用が変わる主な要因は何か?
  4. 4.墓じまい後の納骨先と購入費用の参考データはあるか?
  5. 5.見積もりを取るときに確認することは何か?
  6. 6.費用だけで決める前に確認したいことは何か?
  7. 7.墓じまいの費用について、まず押さえておきたいことは何か?
  8. 8.この記事の参考・出典は?

墓じまいの費用はどのくらいか?

墓じまいの費用は、墓所の広さや墓石の状態、墓地の返還条件、遺骨の改葬先などによって異なります。鎌倉新書が2026年に実施した「いいお墓」利用者733人への調査では、実際に改葬・墓じまいをした/している人の実施費用は「31〜70万円」が31.3%で最多でした。ただし、これは全国平均ではなく、同サービスを利用した人を対象とした調査結果です。

出典:鎌倉新書[「第4回 改葬・墓じまいに関する実態調査(2026年)」](https://guide.e-ohaka.com/research/survey_hakajimai_2026/)(2026年3月17日公開)

2026年調査では31〜70万円が最多だった?

この調査で、実際に改葬・墓じまいをした/している回答者の実施費用は、次のとおりでした。

実施費用回答割合
30万円以下16.8%
31〜70万円31.3%
151万円以上14.0%

71〜150万円の区分ごとの割合は、確認できた公開ページに記載がなかったため、ここには載せていません。

約48%が70万円以下、一方151万円以上も14%

30万円以下(16.8%)と31〜70万円(31.3%)を合わせると、約48%が70万円以下でした。一方で、151万円以上と回答した人も14.0%おり、費用には幅があります。

この調査結果は「全国平均」と言えるのか?

言えません。調査の対象は、2024年10月〜2025年9月に「いいお墓」経由で資料請求・霊園見学をしたユーザーのうち、改葬・墓じまいを検討または実施した人です。インターネット調査(2026年1月16〜23日)で、有効回答は733件(過去に検討90、現在検討244、現在実施68、実施経験あり331)でした。費用の設問は、実際に改葬・墓じまいをした/している回答者に対するもので、その回答者数は、確認できた公開ページには記載がありませんでした。

この数字は、日本全国のすべての墓じまいを代表するものではありません。「31〜70万円」を全国の相場や平均として受け取らず、ご自身の墓所について、墓地の管理者への確認と見積もりで判断してください。

【跡継ぎがいない場合】お墓を継ぐ人がいない・後継者を頼める家族がいないという場合は、永代供養への移行が選択肢になります。手続きの流れ・菩提寺との話し合いなど、跡継ぎなしのケースに特化した内容は跡継ぎがいないお墓はどうすればいい?永代供養への移行費用と手順で解説しています。

墓じまいで費用が発生する項目は何か?

墓じまいでは、主に次のような項目で費用が発生する場合があります。金額は墓地の管理者や工事の条件によって異なるため、このページでは出典のない金額の目安は載せていません。

墓石・墓所の撤去と原状回復

墓石・基礎・カロート(納骨室)・外柵などを撤去し、墓所を更地に戻す工事です。原状回復の範囲は、墓地の管理者が定めています。例えば東京都立霊園では、一般墓所の原状回復の範囲を、墓石・カロートおよび囲障の撤去、地固めおよび整地、樹木があれば伐採・抜根としています(東京都公園協会「都立霊園 埋蔵施設・みたま堂 使用の手引」)。具体例は雑司ヶ谷霊園の墓じまいの記事でも解説しています。

改葬手続き

遺骨を別の墓地・納骨堂へ移す「改葬」には、市区町村長の許可が必要です(墓地、埋葬等に関する法律第5条)。申請の窓口・必要書類・手数料は自治体によって異なります。例えば横浜市は、改葬許可証の手数料は無料と案内しています(横浜市「改葬(遺骨の移動)の手続き」)。手続きの流れは改葬手続きを自分でやる方法で解説しています。

新しい納骨先

改葬先の使用料・管理料などです。合祀墓、樹木葬、納骨堂、一般墓などによって異なります。参考データは、後述の「墓じまい後の納骨先と購入費用の参考データ」にまとめています。

寺院との手続き

寺院墓地の場合は、閉眼供養(魂抜き)のお布施や、離檀に伴う話し合いが必要になることがあります。お布施の金額は寺院によって考え方が異なるため、寺院に確認してください。離檀料について、全国一律の金額や支払い条件を定めた法令は確認できません。寺院墓地の場合は、墓地使用規則や寺院との契約・個別の合意を確認し、必要に応じて寺院と話し合ってください。お布施については墓じまいのお布施完全ガイドも参考にしてください。

墓じまいの費用が変わる主な要因は何か?

墓じまいの費用は、次のような条件によって変わります。

  • 墓所の広さと、墓石・基礎・外柵の大きさや状態
  • 墓所までの搬入経路(重機が入れるか、人力での作業が必要か)
  • 墓地の管理者が定める返還条件・原状回復の範囲
  • 遺骨の数と、改葬先の種類(合祀墓・樹木葬・納骨堂・一般墓など)
  • 寺院墓地かどうか(寺院との手続きが必要か)

費用が変わる3つのケース

具体的な金額ではなく、どのような条件で費用が変わるかを、3つのケースで整理します。

ケースA:小規模な墓所を返還し、合祀墓へ改葬する

墓所の撤去費用と、改葬先の費用などが発生します。改葬先の条件によって、費用の考え方が変わります。

ケースB:大きな墓石・外柵がある墓所

撤去・原状回復の範囲が大きくなる可能性があります。墓地の管理者が定める条件を確認してください。

ケースC:複数人分の遺骨を個別型の納骨施設へ改葬する

改葬先の条件(人数、区画の種類、管理料など)によって、費用が変わります。

具体的な金額は、条件を確認したうえで、見積もりを取って判断してください。

墓じまい後の納骨先と購入費用の参考データはあるか?

新しい納骨先を購入する場合の参考として、鎌倉新書の「第17回 お墓の消費者全国実態調査(2026年)」を紹介します。この調査は、2025年1〜12月に「いいお墓」経由でお墓を購入した方を対象としたインターネット調査(2026年1月16〜30日、有効回答1,267件)で、お墓の種類別の平均購入額を示しています。墓じまいの費用ではなく、新しいお墓の購入額です。また、全国平均ではなく、「いいお墓」経由で購入した回答者の平均です。

お墓の種類平均購入額(調査の回答者)
樹木葬71.7万円
納骨堂81.5万円
一般墓152.0万円

出典:鎌倉新書[「第17回 お墓の消費者全国実態調査(2026年)」](https://www.kamakura-net.co.jp/newstopics/12153/)(2026年3月5日公開)

樹木葬

鎌倉新書の2026年調査では、「いいお墓」経由で樹木葬を購入した回答者の平均購入額は71.7万円でした。樹木葬と納骨堂の違いは樹木葬と納骨堂の違いを費用・特徴で比較で解説しています。

納骨堂

同調査では、「いいお墓」経由で納骨堂を購入した回答者の平均購入額は81.5万円でした。選び方は納骨堂の選び方|種類・費用・確認事項をご覧ください。

一般墓

同調査では、「いいお墓」経由で一般墓を購入した回答者の平均購入額は152.0万円でした。合祀墓・樹木葬・納骨堂など、後継者を必要としない選択肢は「永代供養」とは?合祀墓・樹木葬・納骨堂の違いで比較しています。

見積もりを取るときに確認することは何か?

工事内容や条件を比較したい場合は、複数の事業者から見積もりを取る方法があります。見積もりを比べるときは、次の点を確認してみてください。

  • 工事の範囲(墓石・基礎・カロート・外柵・整地など、どこまで含まれるか)
  • 墓地の管理者が定める原状回復の条件を満たしているか
  • 墓石などの処分費や運搬費が含まれているか
  • 重機が入れない場合など、追加費用が発生する条件
  • 閉眼供養や改葬手続きの代行が含まれているか

見積もりを取る件数に、一律の決まりはありません。業者の選び方や、避けたい契約の特徴は墓じまい業者の選び方で解説しています。

費用だけで決める前に確認したいことは何か?

費用の見通しを立てる前後に、次の点を確認しておくと、後から慌てずに済みます。

  • 親族との話し合い:墓じまいは、お墓に関わる家族全員に関わることです。費用の分担や改葬先の希望について、話し合っておくと進めやすくなります
  • 現在の墓地の管理者への確認:返還の条件、原状回復の範囲、管理料の扱い、必要書類を確認します
  • 改葬先の条件:改葬許可の申請では、改葬先の受入証明などが求められる自治体があります
  • 補助や軽減の制度:例えば都立霊園には、承継者がいない使用者向けの施設変更制度があり、使用料・年間管理料が不要になります。一方、現在のお墓を更地にする費用は使用者の負担です(東京都公園協会「施設変更制度のご案内」)

一度にまとまった費用を用意しにくい場合は、親族で分担する方法や、事業者・金融機関の支払い方法を確認する方法があります。条件は事業者や金融機関によって異なります。

▶墓じまい補助金・助成金を自治体からもらう方法

▶墓じまい補助金・助成金の詳細と申請方法

▶墓じまいの行政手続きの完全ガイド

ご自身の場合の費用の見通しは、お墓のコスト比較シミュレーターでも確認できます。あなたのペースで、できるところから確認していけば大丈夫です。

墓じまいの費用について、まず押さえておきたいことは何か?

  • 墓じまいの費用は、墓所の広さ、墓石の状態、墓地の返還条件、改葬先などによって異なります
  • 鎌倉新書の2026年調査(「いいお墓」利用者、有効回答733件)では、実際に改葬・墓じまいをした/している人の実施費用は「31〜70万円」が31.3%で最多、約48%が70万円以下でした。一方、151万円以上も14.0%あり、これは全国平均ではありません
  • 出典のない金額の目安は、このページでは載せていません。具体的な費用は、現在の墓地の管理者への確認と、見積もりで判断してください
  • 離檀料について、全国一律の金額や支払い条件を定めた法令は確認できません。墓地使用規則や寺院との契約・個別の合意を確認してください

この記事の参考・出典は?

よくあるご質問

Q墓じまいの平均費用はいくらですか?

A.公的な全国平均として断定できる金額は、このページでは掲載していません。鎌倉新書の2026年調査では、「いいお墓」経由で墓じまいを検討・実施した回答者のうち、実際に実施した/している人では31〜70万円が31.3%で最多でした。

Q70万円あれば墓じまいできますか?

A.同調査では約48%が70万円以下でしたが、151万円以上の回答も14.0%あります。墓所の広さ、原状回復条件、改葬先などによって異なるため、個別に確認が必要です。

Q離檀料はいくらですか?

A.全国一律の金額は定められていません。寺院墓地の場合は墓地使用規則や寺院との契約・個別の合意を確認してください。

Q見積もりは何社取ればよいですか?

A.件数に一律の決まりはありません。工事範囲・原状回復条件・費用の内訳を比較したい場合は、複数事業者から見積もりを取る方法があります。

Q墓じまいの費用を親族で分担することはできますか?

A.分担する方法もあります。決まった分け方があるわけではないため、家族で話し合って決めてください。費用の見通しを共有するために、見積もりの内容を家族で見比べておくと進めやすくなります。

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お墓のミカタ 編集長

お墓のミカタ編集部

お墓をどうするかで悩む方に向けて、選択肢と判断材料を分かりやすくお届けすることを目指しています。記事内の法的手続きや費用に関する情報は、公的機関の資料や業界資料を参考に作成しておりますが、最新の情報は必ず各自治体・関連事業者にご確認ください。

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