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墓じまいはどこに頼む?依頼先4つの選択肢と費用・選び方のポイント

墓じまいの主な依頼先は①石材店(工事のみ)②墓じまい専門業者(一括代行)③お寺・霊園からの紹介業者④行政書士(手続き代行)の4種類。それぞれの費用相場・メリット・注意点を比較し、失敗しない依頼先の選び方を解説します。

10分で読めます最終更新: 2026.03.21

この記事の監修者

お墓のミカタ 専門アドバイザー

終活・お墓コンサルタント

墓じまい 完全ガイドシリーズ

墓じまいの全体像・手続き・費用を一から確認する

目次

  1. 1.墓じまいの「依頼先」として選べる4つの選択肢は何か?
  2. 2.石材店に直接依頼するメリット・デメリットは何か?
  3. 3.墓じまい専門業者に一括依頼するとどうなる?
  4. 4.お寺・霊園から指定された石材店に頼まなければならないか?
  5. 5.相見積もりはどう取ればよいか?選び方のポイントは?

墓じまいの「依頼先」として選べる4つの選択肢は何か?

墓じまいは複数の工程(行政手続き・閉眼供養・墓石撤去・遺骨の移送)が絡み合います。どの工程を誰に頼むかによって費用も対応の手間も変わります。

主な依頼先は以下の4種類です。

  1. 1石材店(墓石の解体・撤去工事専門)
  2. 2墓じまい専門業者(手続きから工事・改葬先紹介まで一括代行)
  3. 3現在のお寺・霊園が紹介する石材店(指定業者)
  4. 4行政書士・司法書士(改葬許可申請などの手続きのみ)

それぞれの特徴を次のセクションで詳しく解説します。

重要

依頼先を「何でもやってくれるから」という理由だけで選ぶと、中間マージンが上乗せされて費用が割高になるケースがあります。何を自分でやり、何を任せるかを決めてから選ぶのがポイントです。

石材店に直接依頼するメリット・デメリットは何か?

メリット

  • 費用が最も抑えられる(中間業者を挟まないため)
  • 工事の品質を直接確認しやすい
  • 全優石加盟店など品質基準がある業者を自分で選べる

デメリット

  • 改葬許可の申請など行政手続きは自分でやる必要がある
  • 閉眼供養はお寺に別途依頼する
  • 複数の手配を自分でコーディネートする手間がかかる

こんな方に向いている

  • できるだけ費用を抑えたい方
  • 時間的な余裕がある方
  • 行政手続きを自分でやることに抵抗がない方

費用目安:墓石解体・撤去のみで15〜50万円(規模・立地による)

▶墓じまい業者の選び方・悪徳業者のチェックポイント

▶改葬手続きを自分でやる方法

墓じまい専門業者に一括依頼するとどうなる?

墓じまい専門業者(「お墓じまい代行」「終活代行」など)は、行政手続き・石材店の手配・改葬先の紹介まで一括でまとめて対応してくれます。

メリット

  • 手続きを全部まとめて任せられる
  • 知識がなくても安心して進められる
  • 遠方に住んでいる場合でも対応可能なケースが多い

デメリット

  • 中間マージンが発生するため石材店直接依頼より割高(2〜5割増しになることがある)
  • 紹介される改葬先が提携先に限られることがある
  • 業者の質にバラつきがある(悪質業者も存在する)

費用目安:トータルで80〜200万円程度(内容・範囲による)

ヒント

一括代行業者を使う場合でも、石材店の工事費用の内訳を明示した見積書を必ず確認してください。「一式〇〇万円」とだけ書かれた見積もりは内訳が不透明で後からトラブルになることがあります。

お寺・霊園から指定された石材店に頼まなければならないか?

寺院墓地や一部の民間霊園では、「指定石材店制度」を設けているところがあります。指定業者以外は工事できないと言われるケースです。

法的にはどちらも義務ではない

ただし、墓地の管理規則で指定業者しか認められていない場合、実質的にその業者を使わざるを得ないことがあります。

確認すべきこと

  1. 1「指定石材店以外は絶対に不可」なのか、「推奨」なのかを文書で確認する
  2. 2指定業者の見積もりが高すぎる場合は「価格交渉」を試みる
  3. 3どうしても折り合わない場合は、消費生活センターや弁護士に相談する
注意

「指定外の業者を使ったら離檀料を多く請求する」と言われた場合、その場で合意しないようにしましょう。離檀料に法的義務はありません。

▶離檀料のトラブル対処法

相見積もりはどう取ればよいか?選び方のポイントは?

依頼先を決める前に、必ず3社以上から相見積もりを取ることが費用を適正に保つ最大のポイントです。

相見積もりの取り方

  1. 1現地調査を複数社に依頼する(写真・区画の広さ・墓石の数を伝えてオンライン見積もりも可)
  2. 2見積書に「内訳」が明記されているかを確認する
  3. 3「運搬費」「廃棄物処理費」「整地費」が含まれているかを確認する
  4. 4工事完了後の現場写真を提供してくれるかを確認する

悪徳業者を避ける5つのチェックポイント

  • 見積書に「一式」しか書いていない業者は注意
  • 前払い一括を強く求める業者は注意
  • 「今すぐ契約しないと料金が上がる」と急かす業者は注意
  • 事務所・電話番号・免許番号が確認できない業者は注意
  • 口コミや第三者評価がまったくない業者は注意

▶墓じまいの見積もりで確認すべきポイント詳細

▶墓じまいの費用が払えないときの対処法

よくあるご質問

Q墓じまいは石材店とお寺、どちらに先に相談すればよいですか?

A.お寺(現在のお墓の管理者)への相談を先に行うことをおすすめします。離檀の意向を伝えずに石材店と契約を進めると、後でお寺とのトラブルになることがあります。お寺への相談→石材店の見積もり→改葬先の確保、の順番が基本です。

Q墓じまい専門業者と石材店はどっちに頼んだ方がいいですか?

A.費用を抑えたい方には石材店直接依頼がおすすめです。手間を省きたい・手続きが不安という方には専門業者が向いています。ただし専門業者でも相見積もりを取ることで費用は下げられます。

Q遠方に住んでいるのですが墓じまいを頼めますか?

A.可能です。石材店・専門業者ともにオンラインで見積もりを取り、閉眼供養の日だけ現地に立ち会う方法が一般的です。現地への立ち会いが難しい場合は代理人(親族等)を立てることもできます。

監修

お墓のミカタ 専門アドバイザー

終活・お墓コンサルタント

お墓をどうするかで悩む方に向けて、選択肢と判断材料を分かりやすくお届けすることを目指しています。記事内の法的手続きや費用に関する情報は、公的機関の資料や業界資料を参考に作成しておりますが、最新の情報は必ず各自治体・関連事業者にご確認ください。

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