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墓じまい

墓じまいで取り出した遺骨はどうする?7つの選択肢と費用・法的注意点

墓じまいで取り出した遺骨の主な選択肢は①別のお墓(一般墓)へ改葬②永代供養墓に合祀③樹木葬④納骨堂⑤散骨⑥手元供養⑦分骨の7つ。それぞれの費用相場・法的要件・後悔しないための選び方を解説します。

11分で読めます最終更新: 2026.11.08

この記事の執筆・編集

お墓のミカタ 編集長

お墓のミカタ編集部

墓じまい 完全ガイドシリーズ

墓じまいの全体像・手続き・費用を一から確認する

目次

  1. 1.墓じまいで遺骨を取り出した後、何をすべきか?
  2. 2.遺骨の7つの選択肢とその費用はどのくらいか?
  3. 3.散骨は法律上問題ないか?どんな注意点があるか?
  4. 4.遺骨を自宅で保管(手元供養)することは法律上問題ないか?
  5. 5.遺骨を複数の場所に分ける「分骨」は可能か?

墓じまいで遺骨を取り出した後、何をすべきか?

取り出した遺骨の行き先によって手続きが変わります。別の墓地・納骨堂へ移す場合は改葬許可を確認し、散骨・自宅保管の場合は現在のお墓の所在地の自治体へ扱いを確認します。遺骨を運ぶ行為すべてに改葬許可が必要という意味ではありません。

米原市の公式FAQは散骨を改葬に当たらないと説明しています。事業者への必要書類確認とは分けて進めましょう。

改葬の手続き

墓じまい後に散骨する場合の書類・確認順序

遺骨の7つの選択肢とその費用はどのくらいか?

遺骨の行き先として選べる主な選択肢は7つあります。

1. 別のお墓(一般墓)への改葬

費用:50〜200万円以上。永続的に個人のお墓を持つ最も伝統的な方法。後継者が必要。

2. 永代供養墓(合祀型)

費用:3〜30万円。最も低価格。後継者不要。一度納骨すると取り出し不可。

3. 永代供養墓(個別安置型)

費用:20〜100万円。一定期間(13回忌・33回忌など)個別に安置された後、合祀。

4. 樹木葬

費用:10〜150万円。自然の中に埋葬。後継者不要のプランが多い。

5. 納骨堂

費用:15〜150万円。建物内に保管。都市部に多く、アクセスが良い。

6. 散骨(海洋散骨・山林散骨)

費用は方法・柱数・前処理などで異なります。散布した遺骨は回収できず、墓所へのお参りとは異なる形になります。確認日付きの海洋散骨料金例をご覧ください。

7. 手元供養(自宅保管)

費用:数千円〜数万円(骨壺・手元供養品)。法律上問題なし。次世代への引き継ぎが課題。

遠方で新しい供養先まで足を運ぶのが難しい場合、遺骨をゆうパックで郵送して納骨してもらう「送骨」という方法もあります。

散骨は法律上問題ないか?どんな注意点があるか?

海洋散骨は、墓地埋葬法に禁止規定がないことと、どこでも自由にできることを分けて考えます。東京都の留意事項は地元自治体への確認を勧めています。

国土交通省の資料は海上運送法などの海事関係法令を整理したものです。事業者には散骨海域、粉骨、地域への配慮、安全管理、追加費用を確認しましょう。

海洋散骨の法律・費用・流れ

墓じまい後の散骨手続き

墓じまいをして散骨を選ぶ場合の行政手続きと事業者の必要書類は、墓じまい後に散骨するには?で分けて確認できます。

遺骨を自宅で保管(手元供養)することは法律上問題ないか?

日本では「遺骨を自宅で保管すること」は法律上問題ありません(墓地埋葬法に禁止規定なし)。

手元供養の3つの形

  1. 1骨壺のまま仏壇・祭壇に安置する:最もシンプルな方法。費用ほぼゼロ。
  2. 2ミニ骨壺・メモリアルジュエリーに収める:小さな容器に一部を移し、インテリアとして飾る。費用5,000円〜10万円。
  3. 3ダイヤモンド葬・アクセサリー加工:遺骨の成分からダイヤモンドやガラスに加工。費用20万〜100万円以上。
ヒント

手元供養をしながら「最終的な供養先」として別のお墓・永代供養墓を用意しておくことで、自分の代は手元に置き、次の世代に負担をかけない計画ができます。

▶手元供養とは?種類・費用・選び方

遺骨を複数の場所に分ける「分骨」は可能か?

一人の遺骨を複数の場所に分けて供養する「分骨(ぶんこつ)」は法律上可能です。「一部は永代供養墓・一部は手元に」「実家のお墓・自宅近くの納骨堂の両方に」といった柔軟な対応ができます。

分骨に必要な手続き

  • 火葬時に分骨する場合:火葬場に申し出て「分骨証明書」を発行してもらう
  • 墓じまい後に分骨する場合:現在の墓地・納骨堂の管理者へ分骨の証明書類を依頼する

費用

  • 分骨証明書の発行:数百円(自治体によって異なる)
  • 分骨先の費用:選ぶ供養先によって異なる
注意

分骨した遺骨を最終的にどこへ収めるかまで決めておくことが大切です。「とりあえず手元に」という状態が何年も続くと、次の世代が「どうすれば良いかわからない」と困ることがあります。

▶分骨のやり方・証明書の取得方法を詳しく見る

▶墓じまい後の供養先5つの選択肢

▶墓じまいとは?全体像の解説

よくあるご質問

Q遺骨を取り出した後、改葬先が決まっていない場合はどうすればいいですか?

A.改葬先が決まるまでの間、自宅で骨壺のまま保管することは法律上問題ありません。ただし改葬許可証に有効期限が設定されている自治体もあるため、早めに改葬先を確定させることをおすすめします。

Q遺骨を海外に持ち出すことはできますか?

A.可能ですが、目的地国の輸入規則・検疫要件・埋葬に関する法律を事前に調査する必要があります。また、日本国内での改葬許可と、航空会社・空港での手続きが必要です。専門の海外改葬サービス業者に相談することをおすすめします。

Q遺骨の一部を散骨し、一部を納骨堂に入れることはできますか?

A.可能です。分骨証明書を取得した上で、一部を散骨業者に依頼し、残りを納骨堂に収めることができます。

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執筆・編集

お墓のミカタ 編集長

お墓のミカタ編集部

お墓をどうするかで悩む方に向けて、選択肢と判断材料を分かりやすくお届けすることを目指しています。記事内の法的手続きや費用に関する情報は、公的機関の資料や業界資料を参考に作成しておりますが、最新の情報は必ず各自治体・関連事業者にご確認ください。

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